2021/02/18 12:20
はじめまして。nicori(ニコリ)の高橋です。
サイトへのご訪問ありがとうございます。
まずははじめてnicoriを知っていただいた方に、nicoriをはじめるにあたっての思いについてお話したいと思います。
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私は小さい頃から何かものをつくることが大好きでした。きっと同じように何か作ることが好きだった母の影響たと思います。
大人になってもそれは変わらず、大学でファッションデザインの勉強し、そのままアパレルブランドのデザイナーとして就職しました。
子どもの頃からの夢が叶った!!・・・はずでした。
しかしここで最初の壁にぶち当たります。
そこでの仕事はとにかく毎月何十型も商品を生み出さないといけません。本当に一から何かを作り出すなんてほんの一部で、あとはOEM会社の方が提案してくれたデザインの色変えやちょこちょこと変更箇所を加えて数を稼ぐ。そんなことがほとんどでした。
やりがいが見出せないことや激務だったこともあり、結局3年働いたのち退社。思い立ってのハワイ留学など経て帰国後、ジュエリーのネットショップ立ち上げメンバーの募集を見つけ、転職いたしました。
そこではネットショップの運営の様々なノウハウを学びました。
けれどここで得られた一番のものは、企業理念やブランディングの重要性に気づけたことだとです。
文字に起こすと書くと固い感じですが、自分たちは
”どんな人の為に”
”どんなものを提供し”
”どうなって欲しいのか”
使命を持って働くことって、顧客にとっても自分にとってもすごく重要なこと何だということを学びました。
結局アパレル時代はそういったブランディングへの理解も、経験も、立ち止まって考える心の余裕もなかったんですね。
そのジュエリーブランドで約10年ほど勤め、”いつか私も自分が社会に何か貢献できることを挑戦したい”と思うようになったのですが、モチベーションを維持できるほどの、自分なりの使命が見つけられずにいました。
そして今私自身は3歳の娘がいる母親です。
母になって思うようになったことが、”子供が笑顔になる一番の方法は、ママが笑顔でいること”です。
きっかけは、子どもの為と思ってすごく手間暇かけて作った離乳食を子どもがちっとも食べてくれず、「せっかく作ったのに!」と少しイライラして当たってしまったこと。そうしたら子どもはもちろん泣きますよね。その時に子どものためと思ってやったことなのに、これじゃ本末転倒だと。結局私は子どもの為に ”手間暇かけた愛情たっぷりの離乳食を作るいい母親” がやりたいだけだったのかもしれないんじゃないかと。
じゃあ毎日レトルトでいいかという話ではないですけど、ママの情緒は子どもに伝わるのなら、少しくらい手を抜いたとしても、ママが常に笑っていることの方が重要なんじゃないかと思うようになりました。
世の中には今でも「〇〇じゃないと子どもが可愛そう。」「手作りが一番」みたいな風潮はあると思います。そういう考えも確かに分かるのですが、それは母親が無理なく出来る範囲で十分なのだと思います。そして一番伝えたいことは、手を抜くことで罪悪感を感じる全ての人に、「自分が笑顔でいることの方が子どもの為になるんだから、それでいいんだよ」と少し肩の力を抜いてもらえたらなと。
それを実現する為に、私が今までの経験(ものづくり、ネットショップ運営)を生かして出来ると思ったことがこのnicoriでした。
nicoriは笑顔の”にっこり”を連想させることからそう名付けました。なのでロゴにも笑った顔のようなイメージにしています。
今はまだ商品数も少ないですが、これからほんの少しでも、ママが笑顔でいられるようなことをやっていけたらいいなと思います。